まず最初に、リモートワークを廃止したいわけではない、という立場であることを先に表明しておく。
経営層がリモートワーク廃止に舵を切る判断をしたときに自分は全力でリモートワークを良くしようとしていたと胸を張って抗議できるようにしたいので、自分が考えていることを書きました。
リモートワーク・フルフレックス自体のメリットは様々である
- 通勤ラッシュがない
- 通勤時間がない
- お金さえあれば仕事環境を無限に整えることができる
- 仕事をする時間をある程度自分でコントロールできる
物理出社に劣る課題は以下などがある
- 本当の意味での雑談はやはりなかなか発生しない(オフィス出社してるときの飲み物を取りに行ったとき、おやつを取りに行ったとき、お手洗いから戻ってきたときに発生するちょっとした会話 etc…)
- オフィスなどでさっと集まって会話するみたいなものが発生しづらい、カレンダーの予定をおさえてまで話すべきか?と迷いが発生して、次回のミーティングなどまで持ち越してしまうことがある
- 用事があってSlackとかでメンションするが、返信内容を考えているのか、離席しているのかよくわからない状態で、ラグによる待機のようなものが発生する
- ビデオ会議だと身振り手振りの情報が2次元で若干失われている
この課題をすべて解決するのはやはり難しい。しかし、最近は Discord上で常に映像をONにしている ことで課題の7割くらいは改善できていると感じている。
重要なのは映像ONにしていることで、ただDiscordにいるだけだと意味がないとまでは言わないが効果は半減していると思う。
映像がOFFだとDiscord上は、いるように見えるが結局いるのかどうかわからず、「 〇〇さんいますか?」みたいなやりとりが発生してしまう。
映像がONになってることで、離席していたら本当に席にいないし、離席から戻ってきた瞬間みたいなのも確認することができて、声をかけやすくなる。
作業が煮詰まって「う〜〜ん」って背伸びしてるような様子なども見える。 これは、物理出社していたときにあった隣にいる人の存在感を何となく感じることができるのに近いと考えている。
存在感があればいいのであれば、3Dアバターでも代替できるのか?という議論もあると思うが、映像OFFよりは断然良いがリアルの体があるならそっちのほうが情報量が多いのは言わずもがなという感じ。 離席などを完璧に再現できていれば、限りなくリアルに近い存在感を作れるとは思う。
ただし、一度でもアバターがいるのに声をかけても返事がなく、実は離席してましたみたいなことが起きるのであれば映像OFFでアイコンだけ表示されているのと大差ないかもしれない。
結論
10年以上前にリモートワークがちょっと流行ったときにもSneekとか使ってたと思うが、それがやはり重要なのだという話でした。
様々な理由で映像をONにできないご家庭などがあることは承知しているので、全員に強制すべきとは思わないが、「寝癖がそのままとか寝間着だから映像ONにするのはちょっとな〜〜」くらいの人は、映像ONにすることで自分だけでなく一緒に働くメンバーが得られるメリットも大きいので、可能な範囲で取り入れてみるのも、一つの選択肢として良いかもしれません。